情報通信
光機器開発部
理工学府修了/2020年入社(技術系)
第3章
People
C.T.
情報通信
光機器開発部
理工学府修了/2020年入社(技術系)
※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。
学生時代、理系の学部を選んだのは、ものづくりに興味があったから。大学院では、無機物と有機物を結合させた複合材料の研究をしていました。部活動では少林寺拳法部に所属し、黒帯を取得しています。もともと体を動かすことが好きでしたが、体ばかりでなく精神面も鍛えられそうと思い、大学に入ってから始めました。大学の部活動では途中で辞めてしまう人もいますが、私たちが幹部を務めた代では、みんなで技術を高めあいながら楽しく活動できるような運営を心掛け、最後まで全員で過ごすことができました。部活動を通じて、人としても成長できたと感じています。 就職活動では、社会を支えるものづくりに携わりたいと思い、企業を探しました。フジクラへの入社の決め手は、会社の雰囲気。自分の肌に合うと感じたからです。面接を受けていた時も、社員の皆さんが、自分なりの言葉で真摯に会社の魅力を伝えようとする姿勢が印象的でした。加えて、自分の仕事の話になると熱くて。また、福利厚生などの制度も整っていて、ワークライフバランスを重視しながら働けそうと感じたこともポイントの1つでした。
光接続部品の設計開発に携わっています。私が担当しているのは、光成端箱や光クロージャと呼ばれる光ファイバの接続部を保護する製品。お客さまのニーズに応じてカスタムメイド的に開発する多品種少量生産の製品です。お客さまの要望に対する構造提案から、設計、評価、量産移管、さらには納品後のフォローまで、ものづくりのすべての流れを取りまとめています。入社2年目ぐらいから主担当として開発を任され、現在は常時数件の開発を並行して担当。とはいっても、まだまだ知識も経験も足りず、先輩のエンジニアや製造部門・営業部門の技術者、業務スタッフの皆さんなどにフォローしてもらうことも多いです。
開発のすべてのプロセスに関わるだけに、困難な要求をクリアして無事に納品できた時には達成感を味わえます。最近担当した短納期の製品では、試作や評価を並行して行うなど開発プロセスを工夫。製造部門や海外サプライヤにも協力してもらい、なんとか期日どおりに納品することができました。私たちが携わる光部品は、海外市場でも積極的に展開を進めています。さらに多様な国・地域に製品を届け、一人でも多くの人たちが“つながる”社会づくりに貢献していきたいと思っています。
企業の「ステークホルダー」というと、株主やお客さまを真っ先に思い浮かべる人が多いかもしれませんが、フジクラでは社員やサプライヤなども大切なステークホルダーだと考えています。お客さまばかりでなく、一緒に働く仲間たちにも喜ばれるものづくりに取り組んでいきたい。それが、今、私が思い描いている将来の目標です。「C.T.に任せておけば安心だ」と言ってもらえるような仕事をしていきたいです。
最近、少しずつ増えてきましたが、フジクラでは女性エンジニアはまだ少数。でも、「女性だから」と変に意識することもなく、とても働きやすい職場だと感じています。将来のキャリアプランなどについても上司とオープンに話し合える環境があり、ライフステージなどに合わせて自分らしいキャリアステップを歩んでいこうと思っています。これからどんどん増えてくる後輩たちのロールモデルになれたら嬉しいです。