第5章
Workstyle
ヒトとモノが集まる木場エリアで
不動産事業に取り組んでいる
愛される“まち”づくりとは。
東京メトロ東西線木場駅から徒歩5分ほどの場所にフジクラ本社はあります。その周辺には商業施設であるギャザリアや自然あふれる千年の森、ゴルフ場などが立ち並びます。社員をはじめ、地域の人びとに愛される場所、それが木場なのです。
01FUKAGAWA
GATHARIA
“都市再生事業”として、
工場跡地を活気ある街へ蘇らせた
深川ギャザリア。
1923年、木場に戦前からあった深川工場。第二次世界大戦で一度全焼している深川の工場ですが、1945年以降に再建され、以来地元の人に愛されてきました。そして2000年、工場跡地に「深川・木場地域の新たなアイデンティティの確立」をコンセプトに「深川ギャザリア」が誕生しました。
深川ギャザリアは、オフィスビル5棟、レストラン棟およびショッピングセンター棟からなる大型複合施設です。深川ギャザリアの開発は、単なる再開発という概念を超え、“都市再生”という一大テーマへの挑戦でもありました。
現在、下町文化の中心地でありながら利便性が高いこの地域は、近年新たなビジネスエリアとしてのニーズも急増。フジクラの本社も含まれるオフィスは、先進機能を持ち、快適なビジネス空間を提供し、ショッピング&アメニティゾーンは大型スーパーをはじめ映画館、レストラン、フィットネスクラブなど多彩な施設を完備し、地域の方の豊かな暮らしをサポートしています。
木場エリアは深川ギャザリアによって、新旧の文化が交差する周辺環境と共存しながら誰からも愛され親しまれ続ける“まち”に生まれ変わりました。
- 深川ギャザリアの沿革
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- 1920年
深川平久町の2万2000坪に工場を建設 - 1923年
深川本社・工場完成 - 1945年
東京大空襲により深川工場全壊。
深川工場再建開始 - 2000年11月
SC棟(イト-ヨーカ堂入居)竣工 - 2003年
深川ギャザリア グランドオープン - 2010年11月
ビオ・ガーデン完成
- 1920年
GATHER+AREA+IA ロゴに託した想い
深川ギャザリアは、GATHER(集まる)・AREA(エリア)・IA(国や地方を表すラテン語由来の接尾語)を組み合わせた造語で、ロゴマークの赤、緑、青はそれぞれビジネス、ショッピング、アメニティを表しています。このエリアに人・モノが集い、共存する場所となるよう想いを込めてつくられたロゴなのです。
02フジクラ
木場千年の森BIO GARDEN
野生生物や豊かな自然と触れ合う、
地域の憩いの場。
1923年、木場・深川地区にフジクラの工場ができて以来、フジクラはこの土地に深く根付き、地域の方々と歴史を刻んできました。
1990年工場跡地の再開発にあたり、地元の学校や地域の方々からの緑化への要望や、大気汚染、土壌汚染、水質改善、生物の多様性などへの注目が高まったことを受け、フジクラのCSR活動の一環として、2010年にビオガーデン「フジクラ 木場千年の森」を創設。野生生物を優先に考えた保護区・ビオトープ部分と、未来を担う子供たちの自然・環境教育に役立つガーデンの両方の機能を備えた自然空間を目指しました。「フジクラ 木場千年の森」の名前には、江東区木場の地で地域の方々と一緒に「豊かな自然が遥か一千年先の未来まで続いていくように」という願いが込められています。
【千年の森 俯瞰図】
- 千年の森に住む生物
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植物
関東在来80種、高中木500本、低木2000本
草類、コケ、水草65種類
約15000株 -
魚
荒川流域の魚、エビ、貝類に限定。10種約800匹を放流、現在、千数百匹 -
鳥
カワセミ、ヒヨドリ、カルガモなど、約20種類 -
虫
トンボ、チョウ類など50種類以上を確認
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【千年の森 俯瞰図】
在来種にこだわり、
生物の多様性を守るために。
「フジクラ 木場千年の森」が、東京都「江戸のみどり登録緑地」の優良緑地として2017年に登録されました。この制度は、建築物などの敷地において東京に自然分布している植物を植栽することで、昆虫や鳥などの動物も含め、東京の生きものに適した環境を回復させることを目的としています。フジクラは、東京都が官民連携で進める在来種植栽プロジェクト「江戸のみどり復活事業」に参加し、在来植栽の普及に向けた方策を関係業界と共に検討してきた取り組みが評価され、登録されました。
03フジクラ本社
フジクラのコーポレート機能を担う
本社をご紹介します。
本社受付
コーポレートカラーでもある青色で統一された木場本社の受付。奥には商談スペースやフジクラ製品の展示スペースがあります。
商談スペース
幻想的に光がもれる商談スペースは、来訪された方の待ち合わせなどに使用されています。
展示スペース
「先哲の室」と呼ばれる展示スペースでは、130年以上にも及ぶ当社のこれまでの軌跡を紹介するパネルや製品を展示しています。
休憩スペース(屋外)
本社を出てすぐそばには、水が流れる休憩スペースがあります。涼やかな水のせせらぎを聞きながら、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか?
FHAB-Fujikura health activity base-
2017年より、社員の声をもとに、部署やフロアの異なる社員同士の交流を促す目的で、各階にフリースペースが設置されました。このスペースで体を適度に動かしながらディスカッションを行い、新たなアイディアを生み出す場として利用されています。
それぞれの階には健康促進の他にテーマが設けられており、目的に応じて場所を選べるのもポイントです。今回はその一部をご紹介します。
2F
2Fのテーマは「情報」で、イメージカラーは白。主に健康とビジネスにまつわる情報が集積されており、本棚の本は貸し出し可能。掲示板には最新のニュースが掲載されています。さらに、座り仕事の多い社員のために、体のゆがみをチェックできる鏡なども設置しています。
6F
6FのFHABのテーマは「コラボレーション」で、イメージカラーはオレンジ。座るだけで体幹が養われるワークサイズチェアや高さが変わるデスクなど、活気のあるイノベートな環境づくりのため、体を適度に動かしながらディスカッションできるよう、椅子や壁、床、通路などにさまざまな仕掛けが施されています。
PICK UP!
本社すぐそば!
リフォームされた木場の社員寮!
木場の本社から徒歩で約10分。2013年にリフォームされたフジクラ木場寮は各部屋毎にトイレ、お風呂、キッチンを完備。一般的なマンションと同じつくりになっているため、時間にしばられることなく自由に生活できるのがポイントです。各階には同僚との会話も楽しめる共有スペースもあります。
04FUJI
GOLF CENTER
年間入場者数約24万人。
都心近くのゴルフ場。
フジクラは、1923年から1963年にかけて野球部を所有しており、当時は都市対抗野球大会の強豪として名を馳せました。また、練習場として深川のフジクラ本社近くに野球場を所有していましたが、1963年に野球部は休部。そして、1973年に深川野球場跡地をゴルフセンターとして開業しました。70打席、150ヤードの天然芝という開放感あふれる練習場で、より実践に近いアプローチの練習が可能です。都心近くにありながら開放的な広さと充実の設備を備えたゴルフ練習場として、年間約24万人もの方々に利用されています。
- フジゴルフセンターの沿革
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- 1923年
野球部発足 - 1927年
連合チームである東京倶楽部発足 - 1938・1939年
都市対抗野球にて東京市代表として2連覇を達成 - 1963年
野球部休部 - 1973年
野球場閉鎖に伴い、社員用アーチェリー場・ グラウンドと『フジゴルフセンター』を開業 - 2000年
アーチェリー場・グラウンド跡地に住宅展示場を設置 - 2015年
住宅展示場撤退に伴い、駐車場を整備 - 2016年
ゴルフセンターを大幅リニューアル(自動ティーアップ機の導入 他)
- 1923年