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People

生産効率を高めて
利益を最大化するために、
高い視座で製造設備を改善する。

生産技術

設備統括センター 先進設備技術開発部 機器制御グループ アシスタントマネージャー
工学研究科修了/2015年入社(技術系)

※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。

キャリアマップ

入社2年目
新工場建設プロジェクトに参加。既存の設備を撤去し、新規設備設計やケーブル、コンセントなどのレイアウト設計を担当する。
入社5年目
現部署に異動。フジクラ独自の設備を開発する部署で、電気エンジニアとしてタイ子会社のFPC製造設備の構築を担当。高速化による製造効率の向上や、コストを下げるための設備改善に携わる。
入社8年目
間欠固定テープ心線SWR®装置の開発・改善に取り組む。

技術と製品に誇りを持ち
働く先輩たちに惹かれて

学生時代に、光ファイバによるインターネットの高速化を体感したことから光に興味が湧き、大学では光の研究に取り組んでいました。具体的にはレーザ光を使用し、液体中の流れを可視化するという研究で、たとえば薬品を混ぜて効率的に化学反応を起こす仕組みにつなげるといったものです。また、学生時代はアルバイトにも精を出し、大学やスタジアム、病院などの大型施設の電気設備をメンテナンスするという、周囲の学生がほとんど携わっていない仕事を経験しました。
このような経験から、就職活動では光ファイバや電気関係の企業を志望するように。アルバイトで先輩からフジクラについて教えてもらったことをきっかけに、説明会に参加したところ、社員の皆さんが「フジクラをもっと知ってほしい」と語っていることに興味を持ちました。もっと知ってほしいというのは、自社の技術や製品に自信がないと胸を張って言えないはず。自分たちの仕事や技術に誇りを持っている人たちと一緒に働いてみたいと思い、入社を決意しました。

世の中にない新たな技術を
効率的に生産するために

先進設備技術開発部は、世の中にないフジクラ独自設備の開発を担う部署です。蜘蛛の巣状のSWRは、スロットと呼ばれる芯材を必要としないことから、大量の光ファイバを詰め込むことができ、ケーブルをラッピングチューブ構造にする(WTC®)ことで、データ通信量と通信速度を大幅にアップさせました。このSWRとWTCはフジクラが開発した画期的な主力製品ですが、開発当時は製造設備がありませんでした。設備がなければつくるしかなく、実際につくり上げたのがこの部署です。
私は電気エンジニアとして、SWR装置の開発や改善に取り組んでいます。たとえば、1時間あたり100㎞しか生産できなかった装置を200㎞生産できるようにするなど、コストを下げながら生産効率を向上させるための改善施策を検討し、実装しています。複数の改善案件のPDCAを高速で回し、生産効率がアップした時は大きなやりがいを感じます。 また、若手時代に工場新設プロジェクトに参加した経験も今の仕事に活きていると感じています。設備の動きだけでなく、製造現場の人が何を考えているのか、設備導入の際に課題になりやすい点や事前に準備しておくべき点は何かといったことを肌で理解できたので、現場に即した改善に役立てられています。

コスト感覚を養い
利益をもたらすエンジニアへ

目標は、コスト感覚のある電気エンジニアになることです。実装を実現したい機能に対して、「どれだけの利益を生むのか」「どれだけの期間、その機能を使うのか」といったことを考慮しながら、事業部門にベストな提案をするためには、コスト感覚が必要不可欠だからです。
そのためにも、法律と経営に関する知識を身につけていきたいです。たとえば電磁波の発生する設備の場合、電波法に抵触しないよう対策が必要ですが、その知識がなければ予想外の莫大なコストが発生しかねません。適正なコストを判断するためにも、法律の知識が重要になります。また、設備投資のタイミングに関しても、その年の利益や経営状況などを総合的に判断しなければなりません。設備に追加した方がいい機能は山ほどありますが、利益につながるかどうかは重要な判断基準です。会社の利益を最大化するためにも、経営目線を持ちながら改善提案を行える人材になりたいです。

\フジクラのここがオススメ!/
充実した福利厚生が魅力です。寮がありますし、結婚などで寮を出た後も10年間の家賃補助を受けられます。家賃の6割を補助してもらえるので助かっています。また、部署異動制度があるため、入社後に幅広い業務や技術に携わるチャンスがあります。さまざまな業務を通して技術力を磨き、知見を広げられるため、常に成長し続けられる環境です。
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