Interview

自身のコア技術の向上と
ファイバレーザ事業の成長を通して、
フジクラ製品全体のレベルアップを図っていく。

総合電機メーカーフジクラ

新事業創生・研究開発

Akari Takahashi

光応用技術R&Dセンター
数理物質科学研究科修了/2015年キャリア入社

総合電機メーカーの研究所で、光学部品の精密接着技術の開発を行っていた。フジクラへ転職後は、ファイバレーザの開発を担当。研究だけではなく設計などさまざまな業務に携わっている。

※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。

前職に近い技術分野で活躍できる環境へ

前職は総合電機メーカーの研究所で光ピックアップ(光ディスクの読み書き装置)、プロジェクタなどの光学製品を対象に、レンズ、ミラー、半導体レーザ、受光素子といった部品の精密接着技術の開発を行っていました。しかし家族の都合で住まいを移すことになり、転職活動を始めました。次の仕事でも、これまでの経験を活かしながら開発に携わりたいと思っていた中、ちょうどフジクラで前職に非常に近い分野の技術者を募集していて、入社する運びとなりました。転職に際して不安もありましたが、職場の方に温かく迎えていただき、また同じ時期に転職してきた仲間の存在もあり、スムーズなスタートを切ることができました。

研究のみならず、多岐にわたる業務に携わる

次世代のファイバレーザ製品の研究開発を行う部署に所属しています。現在フジクラでは、電線、光ファイバに続く次世代の主力製品の成長を目指して、ファイバレーザの開発に力を入れています。ファイバレーザの内部には光学樹脂や接着剤が数多く使用されていて、私はこれらの材料の選定、物性値の評価、硬化条件の最適化、劣化年数の予測計算などに取り組んでいます。これらの技術は、信頼性の高いファイバレーザを実現するために欠かすことのできない基盤技術です。研究開発部門ですが、基礎研究にとどまらず、製品の設計、製造方法の立案など幅広い業務に携わっています。

接着技術を起点に、他の製品開発にもチャレンジしたい

自身の専門分野である接着技術は、実はさまざまな製品の支えとなる技術でもあり、フジクラでも多くの製品に使用されています。技術力を向上することで ファイバレーザ事業、ひいてはフジクラ製品全体のさらなるレベルアップにつなげていきたいと思います。 そのための直近の目標は、接着技術をフジクラの製品を支える基盤としてしっかり確立させることです。またその後は、それぞれの製品開発や製造過程で得た知見を活かしながら、接着技術を起点に、ファイバレーザ以外の製品にも関わりたいと考えています。

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