Interview 02

障がい者としてではなく、
“私個人”の能力を
評価してくれる場所

近藤 路子の肖像写真1

Michiko Kondo近藤 路子

事業開発・企画センター 企画部 業務グループ/
2017年入社(事務系)

※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。

Chapter01

フジクラは、私個人の能力を
真っ正面から評価してくれた

インタビュアー どんな障がいがありますか?
近藤 大学卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアに行き、滞在中に事故に遭いました。下半身麻痺で車いすを利用しています。慢性疼痛もあり、足の神経にしばしばかなりの痛みを感じます。
インタビュアー どのような経緯でフジクラに入社することになったのですか?
近藤 事故後もオーストラリアでコミュニティサービスの仕事をして、2017年に帰国しました。国内で就職しようと、障がい者転職支援サービスを利用し、そこでフジクラと出会いました。
インタビュアー フジクラに入社することになった決め手は?
近藤 まず一つは、フジクラの本社が東京・木場にあること。障がいのことを考えて、通勤に無理のない、会社の近くに住めることを前提にしていました。あと、祖父が電線関連の仕事をしていてフジクラと深い関わりがあり、家族からも勧められました。 他に何社か内定をもらっていましたが、フジクラは私個人の能力を正面から評価してくれているように感じました。このことが、入社を決めた一番の理由です。
インタビュー模様の写真1

Chapter02

グローバルなサプライチェーンを支える
貿易業務に携わる

インタビュアー 現在、どのような業務に携わっているのですか?
近藤 入社以来ずっと、電子部品に関わる貿易業務を担当しています。タイ王国の工場での生産計画に応じて、商社など国内のサプライヤと交渉して材料を調達。インボイスなどの書類を作成して貿易会社に依頼し、タイへの輸出の手配をするというのが基本的な仕事の流れです。 メールのやりとりなど、業務の大半は英語で行っています。転職にあたっては、語学力を活かしたいと思っていたので、その意味では希望どおりの職場だと感じています。
インタビュアー 仕事の難しさ、やりがいなどは?
近藤 入社して6年になりますが、まだまだ勉強することばかり。それがこの仕事の難しさであり、面白さだと感じています。貿易実務の勉強ばかりでなく、世界的な経済や社会の動きにも絶えず目を配っていなければなりません。最近、世界的に材料コストや物流コストが高騰し、サプライヤや社内の調達部門と連携して対応しています。輸出・輸入が滞って材料の調達が遅れると、工場の生産に影響が及ぶこともあるので責任も重大です。
インタビュアー どのようなチームで仕事をしているのですか?
近藤 現在は、上司と私の2人でチームを組んでいます。基本的に業務は任せてもらっていますし、相談すればいつでも親身にサポートしてくれて、フランクでとてもよい関係です。在宅勤務と出社の交互の日々が続き、顔を合わせることは多くありませんが、チャットツールなどを通してやりとりしているので、コミュニケーションについても問題ないと感じています。
インタビュー模様の写真2

Chapter03

みんなが同じ意識で仕事に向き合える、
とても働きやすい会社

インタビュアー 職場の雰囲気はどんな感じですか?
近藤 障がい者・健常者といった隔たりがなく、誰もが普通に接してくれます。仕事中、同じ姿勢をしていると慢性疼痛でひどく痛む時があり、デスクに伏せたり、車いす用の更衣室にあるベッドで横になったりすることがあるのですが、そんな時でも過度な気遣いはありません。
考えてみれば、みんなも気分転換で席を立って軽い運動などしていますよね。それと同じような感覚。障がいのことを意識しすぎないでいてくれて、それが私にとってとても働きやすいと感じます。
インタビュアー フジクラに入社してよかったと感じることはありますか?
近藤 フジクラは福利厚生制度も充実していると思います。今、会社の近くに住んでいるのですが、その住まいの家賃も会社の制度で補助してもらっています。
インタビュアー これからの目標は?
近藤 今は仕事もプライベートも充実しているので、このままのペースで歩んでいきたいと思っています。一つだけやりたいことを挙げると、フジクラの工場に出張して、日頃からやりとりしている担当者の皆さんと直接会って話をしてみたい。まだその経験がないのですよ。製造の現場を肌で感じられるようになれば、仕事の手応えもやりがいもさらにアップすると思っています。
近藤 路子の肖像写真3

ともに働く社員の声

人物のイラスト 近藤の上司
拡声器のイラスト

難しい課題に対しても臆することなく果敢に取り組んでいて、その姿勢は他のメンバーの手本になっています。また、他の社員から相談されることも多く、信頼されている様子が伺えます。障がいの有無に関わらず、誰にでも得手不得手があるものですから、お互いに補い合いながら、チームとして成果を上げていきましょう。

拡声器のイラスト

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