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People

研究開発で重要なことは「知識」と「技能」。
それぞれを存分に発揮しながら、
次世代の新しいビジネスを興したい。

コーポレートR&D部門

Shota Kajikawa

光応用技術R&Dセンター
総合理工学研究科エレクトロニクス系工学専攻修了/2017年入社
(技術系)

長年の光ファイバ開発で培った特殊ファイバ技術、光部品事業で培った融着技術やカプラ技術、サーマルテック事業で培った放熱技術など、ファイバレーザに無くてはならない要素や技術を有した会社はフジクラの他にはなく、就職活動の際、世界一のファイバレーザをつくれるのはフジクラであると確信し入社を決意。入社以来、光応用技術R&Dセンターにて光ファイバに関する研究開発に従事しながら、2019年3月に博士(工学)を取得した。

※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。

現在の仕事内容

私は入社以来、ファイバレーザ用ファイバの研究開発を行っています。希土類元素を光ファイバのコアに添加したファイバレーザ用の光ファイバは、一般的な通信用光ファイバに比べて設計や製造面でさまざまな制約があり、既存の製造方法では所望の特性を持つ光ファイバをつくることは困難です。光ファイバが実用化されて約50年が経ちますが、製造方法はこれまで変わってきていません。私は現在、既存の母材製造方法に捉われない全く新しい母材製造方法を生み出すことで、従来の製法では実現が難しかった高品質・高性能な光ファイバの開発を担当しています。光ファイバの設計から母材のレシピ作成および試作、ファイバ評価まで一連の流れを一手に行っています。

一番印象に残っているエピソード

研究開発で重要なことは、「知識」と「技能」だと感じています。知識に関しては原理・理論をインプットすることで何とかなりますが、技能に関しては経験によって育まれるもの。ファイバレーザ用の光ファイバは開発の難度が非常に高いため、「技能」が重要になります。原料の配合、母材前駆体の加工や焼結、母材の延伸や紡糸、性能評価など、さまざまな技能を有した専門のスタッフとともに実験を繰り返し検証を進めることで、一つひとつの課題を解決していきます。
研究では、何日も解決策が見当たらず皆で頭を悩ますこともあります。さまざまな検証や実験を繰り返し、やっと解決できた時、とっさに皆でハイタッチをしたことが記憶に新しいです。そんな、アイディアを形にしてくれる方々と一丸になれた時が、仕事をしていて一番楽しいです。

今後の目標

フジクラが得意とする光技術を起点に、新しいビジネスを興すことが将来の目標です。21世紀は光の時代と呼ばれ、情報通信分野や光加工分野、センシング・計測分野などの光産業が発展していくことが予測されています。フジクラの光製品は前述したどの分野においても広く用いられ、光産業を陰で支える製品となっています。創業130年を越えるフジクラが、根掛け事業からはじまり、電線事業、光ファイバ事業へとビジネスを発展させてこれたのは、先代の技術者たちが探求心を忘れず、新しい技術の開発を行ってきたから。将来は私も先輩方のように、ビジネスとなりうる技術や製品を開発し、次世代のフジクラを支える技術者を目指します。

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